初めての喪主をすることに

今から10年ほど前に父が病気で亡くなり、枚方で、故人様を偲ぶ家族葬を急に喪主を務めることになりました。母も健在ですが私が長男ということで私に役が回ることで、兄弟も親戚も全会一致と言う状況でした。因みに喪主どころか葬儀の仕切りもしたことが無く、大阪で失敗しないお墓の事情とは専ら参列すると言う側でしたので進め方がさっぱりわかりませんでした。病院で亡くなった際の遺体の運搬に関しても、どうすればどこに聞けばいいのかも分からず、右往左往するばかりで困っていました。幸い団地の組長さんが言い葬儀会社を知っていたため紹介していただき、大阪で家族葬を明瞭にして何とか遺体を自宅まで運び、安置することが出来ました。しかし、それから通夜や葬儀などやることは山ほどあり、亡くなったのを悲しんでいる暇はありません、実際に泣いたのは無くなった直後の十分程度で、泣くより葬儀をどうしようという心配でいっぱいでした。出来るだけ大阪でと家族葬を思ってももうバタバタしすぎて悲しんでいる暇も無いと言った方が合っているのですが、通夜や葬儀の準備は全て葬儀会社にしていただき、進め方もお任せと言った状態でした。ただ、戒名やお墓の手配などは自分でする他無く、直葬のことなら流行ると大阪ではそこは親戚や近所の方のアドバイスをもらいながら、何とかすることが出来ました。ただ失敗したのが戒名で、一番上がいいとばかり考えてしまい、100万円近くお布施を出すことになってしまいました。後で知ったことですが、一番上の戒名は普段檀家として活動してる人ぐらいしか与えられない様で、知り合いの口利きでいただいた形になりました。散骨を心ゆくまで大阪では初めから知っていれば、恥ずかしい思いを無くても済んだのにとちょっと後悔しました。なお、遺言などは特に無く、亡くなってからの後処理が結構大変でした。年金や生命保険に始まり、家屋の権利、銀行口座の凍結解除など知らないことばかりで、忌引休暇取得中の1週間ほどは毎日後処理のために兄弟皆で奔走し、やっとひと段落した頃には、やっと一息つけると思ったほどです。何から何まで初めてで大変でしたが、次の喪主は大丈夫そうです。