初めて参列したお通夜

地元の小学校を卒業してすぐの春休みに小学校で同級生だった女の子のお母さんが病気で亡くなりました。散骨を少ない人数で大阪では手作りのケーキを用意してくれたりと当時私の近所ではケーキを手作りするひとは多くなかったので羨ましかったことを覚えています。盛んに行う大阪の直葬なら今思うと闘病中にもかかわらず、誕生会の準備は大変でしたでしょうに、それを思うとその同級生に対する親の気持ちに心が痛みます。
皆でできる家族葬を大阪でするとそのお通夜で久しぶりに会えた小学校の友達と盛り上がってしまい、大きな声を出したりと騒いでしまったのです。在校生より早く六年生は少し長い春休みに入っているので、うれしくなってしまったのです。一緒に大阪で家族葬をしようと私の小学校ではほとんど地元の中学校に進学するので、制服のことや何の部活に入るかで話すことはいっぱいです。卒業していなければ、担任の先生なりが引率するでしょうし、御布施のルールやマナー、そして相場は注意もあったはずですが、子供たちだけなのでほぼ野放し状態です。参列者が多く、家の外でお参りの番を待っていたときだったので、遺族の方が気づかれていたかはわかりませんが、寝屋川で本気で家族葬を考えるなら本当に失礼なことをしてしまったのだと今でも反省しています。
学生の間はお悔やみ事がつい久しぶりに会う友達との同窓会のようになってしまいがちですが、あの時の体験から、お葬式に参列するときは亡くなった方、遺族の方への礼儀をわきまえて参列するよう、心がけることを学べました。